新型ウイルス70代女性死亡 新たに4人感染、重症者も 三重

三重県は21日、新型コロナウイルスに感染していた県内の70代女性が死亡したと発表した。また、30―50代の男女4人が新たに感染し、うち1人は重症と発表。県内の感染者は延べ475人となった。

県によると、死亡した女性は、クラスター(感染者集団)が発生した鈴鹿厚生病院(鈴鹿市岸岡町)の入院患者だった。感染判明後に転院していたが、急激に容体が悪化して20日に死亡したという。

新型コロナウイルス感染症が死因というが、県は基礎疾患の有無について「遺族の同意が得られない」として明らかにしていない。県内の死者は6人、このクラスターに関連する死者は3人となった。

重症者は大阪府の50代男性会社員。5日から発熱と解熱を繰り返し、17日には息苦しさがあった。18日に府内から鈴鹿市の家族宅に移動。20日から県内で入院し、人工呼吸器を付けて治療を受けている。

鈴鹿市の30代男性会社員は14日に発熱し、18日に検査を受けて陽性と判明。現在も症状がある。県は職場の同僚や家族ら18人を濃厚接触者に特定。勤務先には来県者も多く、県が感染経路を調べている。

また、鈴鹿市の30代女性アルバイト店員は13日に発熱。既に解熱したが、現在も倦怠感などがある。7、8両日に愛知県内の実家に帰省して飲食店を利用したといい、県は県外由来の感染とみている。

四日市市の30代男性会社員は11日から嗅覚に異常があり、その後も倦怠感や頭痛などを繰り返した。18日に医療機関を受診して検査を受けたところ、陽性と判明。現在も症状があるという。

この男性は建築関係の作業に従事。名古屋市や岐阜県各務原市の現場で勤務していたといい、四日市市は県外由来の感染とみて調べている。同居の家族1人と職場の同僚1人を濃厚接触者として特定した。