大型絵本「ヤマトタケル」読み聞かせ 亀山市歴史博物館で上演 三重

【大型絵本を読み聞かせる「亀山絵本と童話の会」の皆さん=亀山市若山町の市歴史博物館で】

【亀山】三重県の亀山市歴史博物館は20日、同市若山町の同館で大型絵本「日本書記ヤマトタケル」を上演した。コロナ感染防止のため、市民ら20人が10人ずつ2回に分かれ、人と人の間隔を空け絵本を楽しんだ。

同館で開催中の企画展「日本書記編さん1300年ヤマトタケル―その愛と死―」の関連事業の一環。絵本は、「亀山絵本と童話の会」(中根章子代表)が今年1月から制作。同館学芸員の中川由莉さん(38)が日本書記を基に指導した。縦60センチ、横90センチの用紙29枚をつなげ、屏風状の折り本にした。

物語は、ヤマトタケルが父親「景行天皇」の命により、妃の弟橘媛と共に東の国(現在の関東や東海)の討伐に出かけ、海の神や山の神を征伐し、現在の同市能褒野町で息絶え、屍(しかばね)が白鳥(しらとり)となり、倭(やまと)(現在の奈良、大阪)の国を目ざし、西の空高く飛んでいったという、ヤマトタケルの生涯を、同会員6人が読み聞かせた。

鈴鹿市西富田町の小学5年生、堀田叡乃助くん(10)は「父親からヤマトタケルの話しを聞いたことがあり、同町の「やおろし」という所は、タケルが矢を置いた場所として字名がいまも残っている」といい、「分かりやすい絵本で、凄い人物だったんだと改めて思った」と話していた。