津 古今東西の香水瓶ずらり 三重県立美術館で企画展

【古今東西の香りの器が並ぶ会場=津市大谷町の県立美術館で】

【津】古今東西の香水瓶などがそろう企画展「香りの器―高砂コレクション」が、三重県津市大谷町の県立美術館で開かれている。香りにまつわる工芸品242点を展示し歴史や文化を紹介している。12月13日まで。月曜、9月23日、11月24日は休館(9月21、22日、11月23日は開館)。観覧料一般900円。

今年創業100周年を迎える香料会社、高砂香料工業(東京)の幅広いコレクションを展示。土器に幾何学文様を刻んだ紀元前の香油つぼ、ドイツのマイセンなどの名窯や、フランスの工芸家ルネ・ラリックがデザインした芸術的な香水瓶などのほか色彩豊かなカタログやポスターがある。

日本のものでは正倉院に収蔵される香木「蘭奢待」など貴重なコレクションや昭和天皇即位の際に同社が献上した香水などがあり、洋の東西を問わず人々が香りを特別なものと捉えていた文化が感じ取れる。

家族で訪れた市立西が丘小2年の河内百々花さんは「いろんな形の瓶があってあれもこれも描きたい」と香水瓶を熱心にスケッチした。道田美貴学芸員(49)は「時代も国も幅広いコレクション。当時の人々が香りをどう楽しんでいたか思いをはせながら見てほしい」と来場を呼び掛けていた。