伊勢 三重の祭り写真で紹介 五十鈴塾で伝統文化講座 三重

【三重県の祭りを写真で紹介する北出さん(左)=伊勢市宇治浦田の五十鈴塾で】

【伊勢】三重県内の祭りを写真で紹介する伝統文化講座「春夏秋冬、三重の祭り」が16日、伊勢市宇治浦田の五十鈴塾で開かれた。津市のアマチュア写真家北出正之さん(66)が講師となり、これまで撮りためた写真を披露しながら、地域に根付いた138の祭りを解説した。

市内近郊から約20人が受講した。北出さんは、県内各地の特色ある祇園祭や獅子舞神事、国指定重要無形民俗文化財の「桑名石取祭」やほうきで田畑の害虫を追い払う所作をするユニークな「ほうき踊り」(紀宝町)など、多彩な祭りの一瞬を切り取った約160枚をスライドで披露。担い手不足で現在は休止されてしまった鳥羽市の「ゲーター祭」や「松尾火柱祭」なども紹介した。

北出さんは写真歴約50年。昨年まで銀行に勤めるかたわら撮影活動にいそしみ、ここ10年ほどは祭りや伝統行事に込められた祈りをテーマに撮り続けている。講座では「コロナ禍で祭りのほとんどが中止され、さみしく残念な思い。連綿と受け継がれてきた伝統がここで途絶えることなく、来年は再開されることを願いたい」と呼び掛けた。