三重国体、開催方法見直しへ 県議会で知事 新型ウイルス補正提出

【本会議の提案説明に臨む鈴木知事=三重県議会議事堂で】

三重県は17日の県議会9月定例月会議本会議に、新型コロナウイルス感染症の対策費を盛り込んだ約105億3千万円の一般会計補正予算案など20議案を提出した。10月19日の本会議で採決する。また、鈴木英敬知事は提案説明で、新型コロナウイルスの感染拡大防止を目的として、三重とこわか国体・とこわか大会(全国障害者スポーツ大会)の開催方法を全般的に見直す考えを示した。

補正予算案は、県立学校の感染症対策費として26億200万円を計上。学校内で進めているトイレの洋式化を当初の計画よりも前倒しするほか、エアコンの設置や給食室の改修などにも充てる。

約76億円を国の交付金で賄い、残りは起債などで対応する。感染拡大の影響で実施しなかった事業を精査して10億円を削減したが、企業収益の悪化に伴って法人関係税の還付が32億円増えた。

また、同級生から受けたいじめに適切な対応をしなかったとして県立高校の生徒だった女性が県に慰謝料など約180万円の賠償を求めた訴訟で、県が津地裁の勧告を受け入れて女性側に謝罪する議案を提出した。

RDF(ごみ固形燃料)発電を終えた企業庁の電気事業会計から約58億円を減資する議案も提出。県は減資分を三重とこわか国体・とこわか大会の開催費に充てる方針。

鈴木知事は提案説明で、両大会について「コロナ禍でも県民力の結集や多様な魅力発信ができるよう、開閉会式をはじめ、両大会の全般にわたって見直しを図りたいと考えている」などと述べた。

県によると、式典や競技会、観戦者の規模に加え、ボランティアによる支援や来場者へのおもてなしなどを見直しの対象として想定している。県は両大会の実行委員会に見直しの案を提示する方針。