「津藩の寛政の一揆」浅生さんが経緯語る ボラガイド研修会で 三重

【寛政の一揆について解説する浅生さん=津市安濃町の安濃中公民館で】

【津】三重県の津市観光ボランティアガイドネットワーク協議会(会員13団体)はこのほど、同市安濃町の安濃中公民館で研修会を開き、三重郷土会常任理事の浅生悦生さん(75)=同町=が「津藩、寛政大一揆と村々の動き」と題して1796(寛政8)年に津藩で起こった「寛政の一揆」の経緯を詳細に語った。

浅生さんは九代藩主藤堂高嶷の時代に3万人規模で起こった同一揆の原因を「困窮した藩財政の立て直し策に農民の不満が募った」とし、38カ村を対象に出された均田政策などを挙げた。

各村の一揆勢がたどった経路や津藩の対応、取り調べや拷問の内容などを市史や町史、庄屋に残る記録などを基に詳しく解説。藩政の改革は農民に有利な内容があったものの「急激すぎて受け入れられず反感を買った。お上を恐れざる意識が強まっていたことが読み取れる」と分析した。

同研修は会員の資質向上を目的に開催し13団体から60人が参加。市内各地にある同一揆の顕彰碑や供養塔などでのガイド活動に生かす。