
【鈴鹿】三重県鈴鹿市国府町の市立平田野中学校(山田洋一校長)で15日、1年生142人を対象にした三重とこわか国体出前授業があり、市を拠点に活動する女子ハンドボールチーム「三重バイオレットアイリス」の選手らとともに、ハンドボール競技を体験した。
生徒らは3班に分かれ、パスとシュートの練習、対戦試合、国体についての座学をそれぞれローテーションで学んだ。
パスとシュートの練習では、櫛田亮介監督と万谷由衣主将ら選手6人が指導。簡単なルール説明を聞いた後、生徒らは真剣な表情でボールを投げていた。
3組の加藤ひかるさん(13)は「国体のことは今まで知らなかったが、面白そうだと思った。ハンドボールはみんなで楽しめそうなので、体育の授業でもやってみたい」と話していた。
出前授業は三重とこわか国体・三重とこわか大会鈴鹿市実行委員会と市スポーツ協会の主催で、国体の魅力を伝えるとともに、スポーツ振興や普及につなげるのが狙い。今月から始まり、令和3年2月までに市内全小中学校計40校のいずれかの学年で実施する。体験競技はハンドボールのほか、水球や乗馬、サッカーなど6競技あり、各校で選択する。