自民党総裁選 県連予備選は石破氏最多 投票率は過去最高 三重

【自民党総裁選の開票作業に当たる県連の職員ら=津市桜橋2丁目で】

安倍晋三首相の後継を決める自民党総裁選は14日、国会議員の投開票があり、菅義偉官房長官が新総裁に選出された。一方、前日の13日に開票された三重県連の党員・党友による予備選では石破茂元幹事長が最多得票。県内選出の国会議員による投票も、石破氏が最も多かったとみられる。

県連によると、県内の党員・党友票では石破氏が4239票、菅氏が2630票、岸田文雄氏が1630票を獲得。県連持ち分の3票は、この得票数に応じて「ドント方式」で配分し、石破氏に2票、菅氏に1票を投じた。

県内選出の国会議員では、石破派(水月会)に所属する田村憲久衆院議員(三重1区)と、谷垣グループ(有隣会)の川崎二郎衆院議員(三重2区)は石破氏に投票したとみられる。

岸田派(宏池会)で事務局長を務める三ツ矢憲生衆院議員(三重4区)は岸田氏に、菅氏の推薦人を務めた吉川有美参院議員は菅氏に投じたとみられる。

県連は1万1981人の党員・党友に投票用の往復はがきを発送。11日までに8512票が県連に届いた。うち有効票は8499票。投票率は前回より9・49ポイント高い71・04%で、記録が残っている平成12年以降では過去最高となった。

13日午後1時、津市桜橋二丁目の県連事務所で予備選の開票作業が始まり、県連の職員ら約20人が有権者から届いた投票用はがきを候補者ごとに振り分けた。作業は午後2時半ごろに終了した。

県連の青木謙順幹事長は14日の総裁選後に県連事務所で記者会見し、新総裁に「安倍総理の時代につくられた県との縁や絆を引き継ぎ、発展させてほしい。太平洋・島サミットや三重とこわか国体が迫っている。成功に向けて絶大な支援をいただきたい」と述べた。

県内の投票率が過去最高になったことには「新型コロナウイルスなど心配な部分があり、関心を持って立派なリーダーを選びたいという気持ちが大きかったのではないか」と分析。県内の投票結果と異なる新総裁が選ばれたことには「言いようがない。選ばれた方にしっかりと頑張ってほしい」と述べた。