南伊勢町が広報誌で連続ドラマ 支援制度や役立つ情報紹介 三重

【広報誌連続ドラマ「Uターンは突然に」を紹介する(左から)植村さん、森本係長、西川さん=南伊勢町内瀬で】

【度会郡】三重県度会郡南伊勢町と町の情報発信や地域活性化に取り組むグループ「むすび目Co|working」のメンバーらが連携し、町が月1回発行する「広報みなみいせ」の8月号から、広報誌連続ドラマ「Uターンは突然に」を掲載している。地元の方言をふんだんに使い、町の支援制度や役立つ情報を紹介しながらストーリーが展開。「分かりやすく続きが楽しみ」と町民らの人気を集めている。

同町は、会員制交流サイト(SNS)の利用者増加を受け、ラインやインスタグラムなどで情報を発信してきたが、SNSを利用しない高齢者らも多くいることから、まちづくり推進課若者定住係の森本富由季係長は、町民が手に取りやすい広報誌を活用し、楽しみながら読んでもらえる連続ドラマの掲載を企画した。

就労支援や婚活など月別にテーマを設け、同グループメンバーで移住定住コーディネーターの西川百栄さんらが役場の各課関係部署の職員と会議を行い、掲載内容を決定。デザイン学校を卒業し、絵が得意な水産農林課の植村泰士さん(28)がイラストを担当した。

連続ドラマは2ページを使い、いつも元気な奈屋浦のおばちゃん「えっちゃん」や息子で名古屋市から同町にUターンしてきた「鯛志くん」、移住定住コーディネーター「モモちゃん」との会話の中でさまざまな情報を紹介。支援制度の詳細や問い合わせ先、開催する講座なども詳しく記載している。

担当者によると、毎回モモちゃんに相談を持ち掛けるえっちゃんが知らない情報を教えてもらい、「なっとなー(本当に?)そんなんあんのけー」と驚くシーンが見どころの一つ。「方言がすっと入ってきておもしろい」と町民にも好評だ。現在は教育委員会と11月号の内容を検討中で、生涯学習講座をテーマに掲載する予定。広報誌は町ホームページから閲覧できる。

西川さんは「町の方言や特徴などを入れているので身近に感じてもらい、広報誌を読むことを楽しみにしてもらえれば」と話した。