尾鷲「夢古道の湯」で入浴木浮かべる 14日からコロナ終息願って

【アマビエとクタベのはんこが押された入浴木=尾鷲市向井の夢古道の湯で】

【尾鷲】敬老の日(21日)を前に、尾鷲市向井の入浴施設「夢古道の湯」は14日から、尾鷲ヒノキの入浴木を湯船に浮かべる「百のありがとう風呂」を実施する。今回は新型コロナウイルスの終息を願って、疫病を鎮めると伝わる妖怪「アマビエ」と、富山の霊獣「クタベ」のはんこを押した入浴木を浮かべる。10月4日まで。

例年、母の日や敬老の日に合わせて実施。市内の放課後児童クラブに通う子どもたちにヒノキの間伐材を輪切りにした直径9センチ高さ3センチの入浴木に、お年寄りや親への感謝のメッセージを書いてもらい、湯船に浮かべている。取り組みは全国の約500施設に広がり、これまで約50万枚の入浴木を出荷している。

施設の支配人の伊東将志さん(46)によると、新型ウイルスの感染拡大防止のため施設はしばらくの間休業となり、今年の母の日のイベントは中止した。入浴客は減り4―7月の売り上げは2―3割ほど減少したという。

そんな中、横浜市のスーパー銭湯から「今年も企画をやりませんか」と声を掛けてもらった。伊東さんは「こんな時期だからこそ、思いを込めて企画しよう」と、実施することにした。アマビエとクタベのはんこを押した入浴木を、依頼のあった全国の約25の入浴施設に出荷する予定だ。

伊東さんは「一日も早く終息してほしいという気持ちを込めている。皆で乗り越えていきたい」と話している。