病院クラスターの女性死亡、新たに5人感染、新型ウイルス

三重県は11日、クラスター(感染者集団)の発生が確認された鈴鹿厚生病院(鈴鹿市岸岡町)の入院患者で新型コロナウイルスに感染した70代女性が死亡したと発表した。県内の死者は5人となった。

県によると、この女性は3日に受けた検査の結果から陽性と判明し、県内の医療機関に転院していた。感染判明の当初は無症状だったが、その後に容体が悪化し、10日に死亡が確認されたという。

死因は新型コロナウイルス感染症による呼吸器不全と診断された。基礎疾患の有無について、県は「遺族の了解がない」として明かしていない。鈴鹿厚生病院に関連する感染者の死亡は2人となった。

また、県は40―70代の男女5人が新型コロナウイルスに感染したと発表。同病院の入院患者4人と40代男性看護師で、同病院に関連する感染者は58人、県内の感染者は延べ455人となった。

同病院で感染が判明した入院患者のうち10人ほどは転院先が決まらず、この病院で入院を続けているという。県は同病院で受けている治療との両立が可能な医療機関の確保に向けて調整を進めている。

医療保健部の三木惠弘次長は11日の記者会見で「鈴鹿厚生病院も感染者に医療を提供できる体制にあるが、より設備やスタッフの整った所にできるだけ早く転院してもらえるようにしたい」と述べた。