GI「三重」に23蔵115銘柄 清酒の地域ブランド審査通過 津で発表会

【「三重の酒の販路拡大を」と話す清水会長(手前中央)ら=津市羽所町のホテルグリーンパーク津で】

【津】清酒の地域ブランドとして国が認めた「地理的表示(GI)『三重』」認定酒の発表会が10日、三重県津市羽所町のホテルグリーンパーク津であり、審査を通過した23蔵115銘柄を紹介した。認定酒は今後GI「三重」のシンボルマークを貼って販売する。

発表会は島上聖司・県雇用経済部長を来賓に県酒造組合会員の酒造蔵や関係者約40人が出席。審査に当たった鈴木崇・名古屋国税局鑑定官室長は「全ての出品酒がGI『三重』の生産基準にある暖かみのある芳醇な酒質の特性を有していた」と講評した。

同組合の清水慎一郎会長(63)はずらりと並んだ認定酒を前に「2年前パリのイベントで蔵のことより『三重はどんなところか』と説明を求められ地元三重をアピールしなくてはと思った」とGI取得のきっかけを述べ「三重の酒の『暖かみ』は若干濃いめで味わいがあり食材との相性がいい。GIをきっかけに三重の酒が国内、海外に販路を拡大することを願う」と期待を込めた。

発表会では今後の企画として県内のソムリエと連携したオンラインの日本酒講座や、ソムリエが試飲しコメントを付けたGI「三重」認定酒の詰め合わせ販売などを紹介した。

GI「三重」認定酒は国産米と県内の水を使い、製造、貯蔵などを県内で行った清酒が条件。清酒での指定は全国で6例目で、都道府県単位では山形県に次ぎ2例目となる。県酒造組合が3月末に国税庁に要請して6月に指定を受け、先月の審査会で認定酒を決定した。清水会長によると同一配合同一製法の場合認定は1年間有効で、今後は3―4カ月に一度審査会を実施しブランドの質を維持するという。