亀山・ブラジル人男児虐待 同居のメキシコ人再逮捕 傷害致死の疑い 三重

三重県亀山市で昨年10月、ブラジル人男児チアゴ・ファン・パブロ・ハシモト君=当時(5つ)=が外傷性脳障害で死亡した事件で、県警捜査一課は9日、傷害致死の疑いで、鈴鹿市竹野二丁目、メキシコ人の建設作業員ワタナベ・ゲバラ・アレハンドロ容疑者(42)=チアゴ君への傷害罪などで公判中=を再逮捕した。

逮捕容疑は昨年10月12日ごろから翌13日ごろまでの間に、ワタナベ容疑者とチアゴ君らが暮らしていた亀山市本町のアパートで、チアゴ君の頭や顔を素手で複数回殴ったり、押し倒したりし、死亡させた疑い。同課は認否を明らかにしていない。

同課によると、ワタナベ容疑者の内妻(39)=チアゴ君への暴行罪で猶予刑が確定=が同月15日、アパートで意識不明となったチアゴ君を発見。チアゴ君は同月28日、搬送先の病院で死亡した。暴行を受けた段階で意識をなくし、放置されたわけではないという。同課は内妻を傷害致死事件の共犯とみているが、体調不良で入院していることから逮捕を見送った。

同課などによると、チアゴ君はワタナベ容疑者の知人の息子。ワタナベ容疑者が昨年1月ごろからチアゴ君の兄(10)と一緒に預かっていた。県警は今年4月下旬、チアゴ君の尻に熱したフライ返しを押し付けたとして、ワタナベ容疑者を傷害容疑で逮捕。同月上旬にはチアゴ君の兄に対する暴行容疑で同容疑者を逮捕した。

チアゴ君の遺体にはフライ返しによるやけどのほか、十数カ所のあざがあったといい、県警はワタナベ容疑者と内妻が兄弟を日常的に虐待していたとみている。兄弟は暴行のほか、ベランダに長時間出されたり、床で眠るよう強いられたり、立ったまま食事を取らされたりしていたという。