特区選定へ意見交換 ヴィソン拠点、三重県知事と多気町長

【対談する鈴木知事(左)と久保町長=多気町相可の同町民文化会館で】

【多気郡】鈴木英敬三重県知事と久保行央多気町長の「一対一対談」が9日、同町相可の町民文化会館であった。大規模リゾート施設「ヴィソン」(同町前村)を拠点とするスーパーシティ国家戦略特区や農福連携を巡り意見交換した。

公開の場で地域課題を議論する知事と市町長の対談は「県と市町の地域づくり連携・協働協議会」が開き、今年で10年目。約70人が参加した。

国家戦略特区はヴィソンを中心に広域で最先端技術を活用する計画で、県内外14市町と20社が参加。キャッシュレス化や空飛ぶクルマ、自動走行車などを企画している。

特区選定に向け支援を要請した久保町長に対し、鈴木知事は「ヴィソンの開発許可権限者として距離を置いて進めざるを得なかったが落ち着いた。これからは一致団結して産業振興をしていくフェーズ」「国家戦略特区は来年3月ごろ指定されると聞いている。しっかり進めてきたい」と語った。

また久保町長はヴィソンでの活用を目指す地元の有機栽培農産物や、五桂池ふるさと村での農福連携農産品と絡め、農福連携事業への人材派遣を要望。

鈴木知事は「マッチングは今年度ワンストップ窓口を準備している。農作業のどういう部分を障害特性に応じてやっていただくかアドバイスする農業ジョブトレーナーを今育成している」と述べ、「農福連携全国都道府県ネットワークの会長に就いている。関心があり、しっかり対応してきたい」と話した。