「特別委以外も選択肢」 三重県議会議長会見 定数と選挙区、議論平行で

【定例記者会見で、議員定数の検討に向けた考え方を述べる日沖議長=県議会議事堂で】

日沖正信三重県議会議長は9日の定例記者会見で、次期県議選の議員定数と選挙区を議論する方法について、改選前に設置した特別委員会以外も選択肢に入るとの見解を示した。改選前の特別委で議論がまとまらなかったことを踏まえた発言。有識者らでつくる調査会から最終報告を受け取った後に議論の方法を検討する考えを示した。

県議会は改選前に定数や選挙区について議論する特別委を設置してきたが、議論は平行線をたどった。このため、当初は定数を6減の「45」とするはずだった昨年の県議選は「51」に戻して実施した。

一方、改選後に設けた調査会が先月31日に示した最終報告の座長素案は「定数は削減が原則」としつつも具体的な定数を明記しておらず、詳細な議論は再び議員らに委ねられる見通しとなっている。

日沖議長は会見で、調査会の最終報告を受け取った後の議論は「できるだけ早く始めなければならない」とし、令和5年4月に予定される次期県議選の1年前には結論を出す必要があるとの認識を示した。

一方、議論の方法は「長い間にわたって検討をしても結果が出せなかった教訓や反省も踏まえ、どうするのかを協議したい」などと述べ、特別委以外の選択肢も含めて検討の余地があるとの認識を示した。

また、調査会が示した座長素案への所感を問われた日沖議長は「まだ調査が続いているところ。ここで何らかの感想めいたことを述べれば、公平な状況を損なってしまう恐れがある」として明言を避けた。