尾鷲 三田火力の煙突解体 中電、大型クレーン導入 三重

【大型クレーンで地面に下ろされる煙突の一部=尾鷲市で】

【尾鷲】三重県尾鷲市のランドマークとして長年親しまれてきた同市国市松泉町、中部電力尾鷲三田火力発電所(尾鷲三田工事所)に立つ高さ230メートルの煙突の撤去工事で、国内最長の225メートルの大型クレーンがこのほど導入され、解体作業が進められている。

同発電所は平成30年12月に廃止され、煙突の解体作業は先月5日、先端の約20メートル部分から始まった。高さ230メートルにある先端部分はクレーンが届かないため、作業員がゴンドラで煙突の先端部分まで登り、手作業で解体している。

尾鷲三田工事所によると、大型クレーンは先月18日から31日にかけて構内で組み立てた。部品が大きいため、百台を超える大型トラックに分けて運び込んだという。

9日現在、手作業で解体している3本の煙突の先端部分のうち、2本の撤去作業を終えている。残り1本は来週末までに撤去する予定。その他の部分の撤去は、煙突の切断部を大型クレーンでつり、1本ずつ手作業で24分割し、地面に下ろす。

9日も、輪切りにした煙突の一部を大型クレーンで地面に下ろしていた。ここ数日は台風の影響で雨が続いていたが、上野昭也業務課長は「作業は順調に進んでいる。年内には解体を終える予定」と話した。