松阪 桂文我さん 落語版「古事記」を出版 6席分収録 三重

【桂文我の落語版『古事記』】

【松阪】三重県松阪市出身の四代目桂文我さん(60)はこのほど、「桂文我の落語版『古事記』」(税別2千円、A5版197ページ)を燃焼社(大阪市住吉区)から出版した。

松阪工業高校在学中、落語研究会顧問から「落語で古事記をやってほしい」と言われたのがきっかけ。古事記編集1300年の平成24年から年1回、松阪市で「桂文我の古事記を語る落語会」を開いてきた。「今年で第9回目を迎えることになり、6席分の落語として文章化したのが、本書です」と説明している。

「日本の始まり」から「国譲り」や「天孫降臨」を経て「神武天皇」まで語る。「いろんな解釈が出来て、日本最古の値打ちのある歴史書・文学書の古事記を、値打ちの無い解釈で語る、落語版の古事記」と締めくくっている。

吉田悦之本居宣長記念館名誉館長との対談と、客員教授として「上方落語論」を講義している相愛大学(大阪市住吉区)の千葉真也人文学部長(鈴屋学会代表委員)、山本幸男教授(日本古代史専攻)との座談を収録し、本書の半分を占めている。