尾鷲 長島神社「船だんじり」紹介 熊野古道センターで企画展 三重

【長島神社の例祭「船だんじり」で、子どもらが乗り込む山車などが展示されている会場=尾鷲市向井の県立熊野古道センターで】

【尾鷲】カツオの一本釣り漁船を模した山車が町を練り歩き、豊漁と海上安全を祈願する三重県紀北町長島の長島神社の例祭「船だんじり」を紹介する企画展が、尾鷲市向井の県立熊野古道センターで始まった。10月11日まで。会期中無休。

漁業が盛んな同地区の大漁祈願祭として、江戸時代中期から続くとされる伝統行事。毎年、1月に開かれている。

山車に漁業関係者の子どもらが乗り込み、紅白のさおを振り上げ、カツオを釣り上げる動作を繰り返しながら、長島港から長島神社までの道のりを練り歩く。道中では、エサのイワシに見立てた飴がまかれる。

会場には、祭りで使う全長10メートル幅1・7メートルの木製の山車がお目見えしている。法被や紅白のさおなどのほか、水難事故に遭わないように地元の旧家・湊家の当主と杯を交わす伝統行事「息子ノ酒」など、同地区の正月の行事を紹介するパネルなど計66点を展示している。

センターの担当者は「漁師町ならではの熱気と活気にあふれた祭り。ぜひ展示を見て、当日は現地に足を運んでもらえたら」と話している。