新型ウイルス 新たに11人が感染 クラスター2施設などから 三重

三重県は7日、20―90代の男女11人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。うち9人はクラスター(感染者集団)が発生した2施設の入院患者と入所者。県内の感染者は延べ435人となった。

県によると、クラスターが発生した鈴鹿厚生病院(鈴鹿市岸岡町)では、新たに入院患者7人の感染が判明した。うち6人は3日の検査で陰性だったが、5日に発熱。この病院の感染者は41人となった。

7人のうち男性1人は、既に判明した感染者とは別の病棟で入院していた。県は男性の病棟で入院する42人を新たに検査し、全員の陰性を確認。この病棟で勤務する職員への検査を進めている。

同じくクラスターとなった特別養護老人ホーム「伊勢マリンホーム」(鈴鹿市南若松町)でも、入所する50代男性と90代女性の感染が判明。この施設に関係する感染者は職員1人を含めて17人となった。

また、桑名市に住む20代と40代の女性は、先月27日に感染が判明した四日市市に住む50代宗教関係者男性らの親族。先月下旬に受けた検査で陰性と判明した後に発熱し、再検査を受けていた。

鈴木英敬知事は7日の記者会見で、県内の感染状況について「全体として減少傾向にあるが、一部にはクラスターが発生し、感染者も出ている。クラスターの早期収束が大きな課題だ」と述べた。

一方で「今後の数日間はクラスター関連で新たな感染者の判明が継続するだろう」との見通しを示した上で「感染者数を見て過剰に不安になることなく、引き続き対策をとってほしい」と呼び掛けた。

新型コロナウイルスに感染して県内で入院していた70代女性が5日に死亡したことについては「お悔やみを申し上げる。重症になったり、死亡者が出たりしないよう、最善を尽くす」と述べた。