里山植物のCO2吸収量測定、高田高生徒が調査

【光合成の様子を見守る高田高校の生徒ら=津市高野尾町の高野尾花街道「朝津味」で】

津市の私立高田高校などは5日、津市高野尾町の高野尾花街道「朝津味」で「CO2濃度調査に基づく環境セミナー」を開き、同校の生徒40人が測定器を用いて、里山に生育する植物のCO2吸収量を調べた。

セミナーは、地域の里山でみられる代表的な植物のCO2吸収能力を測定し、数値として〝見える化〟することで地球温暖化防止に対する意識を高めてもらおうと、高田高校のほか環境学習を推進する名古屋産業大学(愛知県尾張旭市)と赤塚植物園が協力して実施。

生徒は森林生態学を専門とする名古屋産業大学現代ビジネス学部講師の長谷川泰宏さんの案内で、レッドヒルヒーサーの森を回り、陽があたる場所でよく育つ陽樹と日陰を好んで育つ陰樹の違いなど説明を受け、「ユズリハ」や「アラカシ」など20種類の植物を採取した。

採取した葉枝を透明ケースに入れ、日光を当てた場合とそうでない場合を比較し、植物ごとの光合成によるCO2吸収量を調べた。

高田高校の伊藤文貴教諭は「今回の実験をもとに、葉の面積あたりのCO2吸収量をまとめ、CO2吸収力が高い植物の緑化につなげられれば」と話した。

希望があった津市内の小中学校5校にはCO2濃度測定器と今回のセミナーを収録したDVDの貸し出しを行い、光合成実験や教室の換気実験を支援する。