「空飛ぶクルマ」に期待 関連企業団体 実証実験向け検討会 三重

【「空飛ぶクルマ」の実証実験をテーマに意見交換する出席者ら=津市羽所町で】

次世代の移動手段として期待されている「空飛ぶクルマ」の利活用をテーマにした検討会が4日、三重県津市羽所町のアスト津であった。関連する企業や団体の約20人が、実用化に向けた環境整備や実証実験の飛行ルートなどを巡って意見交換した。

空飛ぶクルマの実証実験を県内に誘致する計画を進めている県が、関連する企業や団体からの協力を得るためのきっかけにしようと開催。航空、物流、観光、保険などの各分野から約20人が出席した。

実証実験に必要な環境整備の調査業務を県から受託した日本航空の担当者が出席。海外の先進例などを参考にしながら実現に必要な施設や人材を検討し、来年3月にも最終報告を提出する考えを示した。

同じく県から飛行ルートの策定業務を受託した中日本航空(愛知県豊山町)の担当者も計画を報告。安全性の高いルートを検討した上で、12月にもヘリコプターを使った実証実験を実施する考えを示した。

出席者からは「空飛ぶクルマが少しでも実現に向けて進めば良いと思う」などと、期待の声が相次いだ。「実現によって、どのような社会変化が起こるのかということも検証すべき」との声も上がった。

また、伊勢志摩地域の観光事業者は「空飛ぶクルマが伊勢志摩地域の弱い交通をカバーできると良い」などと歓迎。県内の物流事業者は「実現に当たっての課題を解決できるよう協力したい」と語った。