祭典で供える稲収穫 伊勢神宮神田で抜穂祭 三重

【刈り取った稲から穂を抜き束ねる作丁ら=伊勢市楠部町の神宮神田で】

【伊勢】伊勢神宮の神嘗祭(かんなめさい)などの祭典で供える稲を収穫する「抜穂祭(ぬいぼさい)」が四日、三重県伊勢市楠部町の神宮神田で営まれた。

小松揮世久大宮司をはじめ、神職や耕作に携わる地元住民ら約50人が参列。神職が豊かな実りに感謝する祝詞を上げた後、白装束に烏帽子(えぼし)姿の作丁(さくてい)らが、神田に下りた。雨の中、作丁らは「忌鎌(いみがま)」と呼ばれる鎌を使って稲を刈り取り、一本ずつ穂だけを抜き取って麻ひもで束ねた。

約3ヘクタールの神田では、うるち米やもち米など十数種を栽培していて、今後、本格的な刈り入れが始まる。