災害時の学校運営支援 教職員専門チーム設置へ 三重県教育長会見

木平芳定三重県教育長は3日の定例記者会見で、被災した学校の早期再開を目的に「災害時学校支援チーム」を設置すると発表した。専門的な研修を受けた教職員らで構成し、災害時の学校運営を支援する。

県教委は防災教育や避難ルートの確保など、平時の対応に当たる職員を各学校に1人は配置している。一方、より専門性を高めて大規模災害の現場でも実践的に対応しようと、チームを設置することにした。

チームの隊員らは被災した学校に派遣され、児童生徒の被災状況を把握した上で学校の再開に向けた準備に当たるほか、児童や生徒に対する心のケアも担う。他県の学校に派遣することも想定している。

研修を受けた教職員や県教委事務局の職員らを隊員として任命する。令和4年3月までの2年間で、80人を隊員として任命する方針。兵庫、熊本、宮城の3県が既に同様のチームを設置しているという。

研修では、三重大院工学研究科の川口淳准教授や東日本大震災の発生時に学校で対応した当時の教員、他県が設ける同様のチームに所属する隊員らが講師を務める。18日に津市内で1回目の研修を開く。

木平教育長は会見で「大規模災害が発生しても子どもたちが学びを継続できるよう、早期に学校を再開したい。教職員が研修を通じて実践的な力を身につけ、活躍することを期待する」と述べた。