名張 野焼きの新作器50点 陶芸家・田中さん個展 三重

【出品作品を紹介する田中さん=津市白山町の白山窯で】

【名張】三重県津市白山町の陶芸家、田中小枝さんの個展「土器」が4日から、名張市新田の「堤側庵ギャラリー」で始まる。野焼きで制作した新作の器約50点を展示販売する。9日まで。午前11時―午後6時。

田中さんは津市出身で平成11年に築窯。現在は白山町の白山窯で制作し県内外で作品を発表しており同ギャラリーでの個展は初めて。

ひもづくりで一段ずつ整えながら成形し、もみ殻に埋めてまきで野焼きした作品で、土器のおおらかさを追求した迫力ある大つぼのほか、焼成後に薄く漆をかけて焼き付けた大小の花入れや小物を出品する。

田中さんは野焼きの作品を発表し始めて10年だが「分かったと思っても毎回覆される。10年ではまだまだ」という。今回発表する花入れでは口の部分で現代を意識した形もあり「フォルムと焼きの接点を探り中で、美しいと感じる形を作っていきたい」と話した。問い合わせは堤側庵ギャラリー=電話0595(65)3002=へ。