水原さん米映画出演 桑名の女優、来月日本公開 三重

【「劇場に足を運んでほしい」と話す水原さん=桑名市内で】

【桑名】中国の映画やテレビドラマなどで活躍する三重県桑名市の女優水原碧衣(あおい)さんが、全米で大ヒットした映画「フェアウェル」でハリウッドデビューを果たした。作品は末期がんの祖母と告知を悩む家族を描いた人間ドラマで、日本でも10月2日から全国公開される。

ニューヨークで暮らす主人公とその家族が、中国にいる祖母が末期がんで余命わずかと知らされ、中国へ帰郷。家族は、病気のことを祖母に悟られないよう、うその結婚式を催す。水原さんは主人公のいとこの花嫁「アイコ」役で出演し、「監督の実話をもとにした物語で、重いテーマを扱っていながらコメディータッチに仕上がっている。笑いあり、涙ありで、ぜひ劇場で見ていただけたら」と話す。

水原さんは岐阜県出身。京都大学法学部を卒業し、早稲田大学法科大学院に進んだ才媛で、親の仕事の関係で幼少の頃に数年間、中国で暮らした経験がある。日本の芸能事務所からの誘いもあったが、小さい頃からの映画女優になる夢を実現するため、世界有数の映画関係専門大学である北京電影学院演技科で1年間学び、首席で卒業した。

現在は家族の住む桑名市に滞在中で、これから日本での映画公開に向けて、PR活動にいそしむ。新型コロナウイルスの影響で国境を越える移動が制限される中、「映画(フェアウェル)のことを1人でも多くの人に知ってもらうためにも、今は三重県で自分にできることをしていきたい。今後、中国はもちろん、アメリカ、日本と、活動の場を広げていきたい」と話した。