「怖い」「危ない」投稿44件 感染者判明の学校に 県教委が調査 三重

【インターネット上の新型コロナウイルスに関連する投稿の件数を発表する木平教育長=三重県庁で】

木平芳定三重県教育長は3日の定例記者会見で、新型コロナウイルス感染症に関する誹謗中傷の投稿を監視する「ネットパトロール」の実施状況を発表した。パトロールを始めた5月以降、感染者が判明した県内の学校に関するインターネット上の投稿は44件に上った。感染者が判明した学校を「怖い」と表現する投稿が相次いだが、県教委は「個人が特定される投稿はなかった」としている。

県教委によると、新型コロナに関するネットパトロールは、平時のパトロールに加えて臨時で実施。委託先の事業者が平日に、インターネット検索で学校名を入力するなどして投稿を監視している。

監視を始めた5月15日から先月31日までに、県内の学校に関連する44件の投稿を把握。特定の学校を「怖い」「危ない」と表現する投稿が多く、感染者が出た学校を尋ねる記述もあったという。

県教委は「いじめにつながったり、個人が特定される投稿はなかった」とし、リスクは4段階のうち最も低いと判断。投稿の内容を学校に提供したが、投稿者やサイト運営者への削除依頼はしていない。

木平教育長は会見で「誹謗中傷や人権侵害が広がらないよう投稿を注視し、学校や関係機関と連携して対応する。不確かな情報に惑わされず、偏見やいじめ、差別をなくす教育も進めていく」と述べた。