幻想的な絵画66点 津で緒方さん個展 三重

【作品を紹介する緒方さん=津市中央の三重画廊で】

【津】三重県津市広明町の画家、緒方直青さん(74)の個展が2日、同市中央の三重画廊で始まった。近作を中心に幻想的な絵画66点を展示販売している。6日まで。

緒方さんは津市出身で愛知県立芸大を卒業後上京し児童書などを中心に活動。26年前に故郷に戻り無所属で作品を発表している。同所では2年に1度個展を開いている。

窓のある建物にさまざまな植物や動物、虫など空想の生物を描いた「シンフォニア」、地層の重なりを思わせる「記憶する大地」、偶発的な模様を作るデカルコマニーの技法を使った「生きもの図鑑」などがある。板などに石こうや樹脂で下地を作り凹凸を生かして作品を発展させており、幻想的な世界が広がっている。

小学校時代からの同級生という川喜田久さん(74)は「小さい頃から今までこの心を持ち続けているのはわれわれの憧れ」と感想を話す。緒方さんは「洪水も温暖化も人間の仕業。人間が地球との優しい調和を取り戻すよう祈っている」と述べた。