戦争の体験談聞く 津・榊原小 地域の人講師に 三重

【児童に戦時中の写真を見せる増田さん=津市榊原町の市立榊原小学校で】

【津】三重県津市榊原町の市立榊原小で2日、戦争中の話を聞く授業があった。3年生の国語で戦時下の物語を学ぶ前に身近な人から体験談を聞こうと実施。同町に生まれ育ち地域学習の講師を務める増田晋作さん(82)が児童6人に話した。

増田さんは小学校(国民学校)に入学した昭和19年当時、同町でたびたび空襲があったと説明。「けがをした兵士が病院に入りきらず温泉旅館を病室代わりにし子どもが慰問に行った」と当時の写真を見せた。

昭和20年7月の津空襲では津の町が焼夷(しょうい)弾で焼き尽くされたとして「(JR)阿漕駅の前に空襲で壊れた塀が残っている」と紹介。

児童の「戦争に負けてどうなったの」の質問に「何もかもなくなった。食べ物は茶わんに芋ばかりでご飯粒はほとんどなかった。食べられるものは何でも食べた」と答え「戦争でたくさんの人が亡くなった。どんなことがあっても戦争はしてはいかん」と訴えた。