新型ウイルス 新たに12人が感染 鈴鹿の特養でクラスター 三重

 三重県は31日、50代―90代の男女12人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。1日に発表される感染者が10人以上となるのは24日以来、7日ぶり。県内の感染者数は延べ380人となった。

 このうち60―90代の11人は、鈴鹿市南若松町南新田の特別養護老人ホーム「伊勢マリンホーム」の入所者。県はクラスター(感染者集団)が発生したと認定した。県内でのクラスターは5例目となる。

 県によると、施設で介護を担当する50代男性の感染が29日に判明し、検査を進める中で11人の感染も判明した。11人のうち9人は8月中旬から現在までの間に発熱したが、重症者はいない。

 県は当初、検査対象を職員の同僚や入所者ら約百人と見込んでいたが、167人に拡大した。このうち31日までに判明した92人の検査結果は、既に判明した感染者を除いて陰性だった。

 県は施設内で感染が広がったとみているが、感染経路は「持病も症状の原因と考えられるため、判断が難しい」と説明。面会が制限されていることなどから「施設外に感染が広がる可能性はない」としている。

 また、四日市市内の50代会社経営男性は25日から倦怠感があり、26日には38度台の熱があった。現在も味覚と嗅覚に異常があるという。22日に市外の友人と名古屋市内の飲食店を利用した。