鳥羽展望台 ストリートピアノ設置 「誰でも気軽に演奏」 三重

【演奏への利用を呼びかける野村さん=鳥羽市の鳥羽展望台で】

【鳥羽】「誰でも気軽に演奏を」と三重県鳥羽市国崎町の鳥羽展望台に置かれたストリートピアノが話題を集めている。コロナ禍で閉店したレストランスペースを生かそうと運営会社「ノア」が設置したもので、県内では他に例を見ないという。

ストリートピアノは、駅や空港など公共の場所に置かれた誰もが自由に弾けるピアノの通称で、「街角ピアノ」とも呼ばれている。

同社によると、ピアノは同展望台レストラン「ヴィスタ・マーレ」の開店と同時に店内に常設され、毎月1回夜に開催されていた「ムーンリバーコンサート」で使用されていた。夜間営業の中止に伴い約10年前から使用されなくなり、店内でほこりをかぶった状態だったという。

新型コロナウイルスの影響で4月上旬からレストランを一時休業することになり、空いたスペースの有効活用としてストリートピアノを発案。7月23日から8月末までの期間限定で、ツイッターやインスタグラムなどSNSで発信したところ県外からも問い合わせが相次ぐなど大きな反響があったことから、当面の間常設することにしたという。

ピアノ横に設置した連絡ノートには、コロナの影響で演奏する場を失った人からの感謝のメッセージも書き込まれていた。企画を担当した野村美公さん(30)は「コロナで暗い話題が多いが、皆が演奏を聞き入り、癒やしとなるいい空間になれば」と話していた。

営業時間は午前9時半―午後4時まで。混雑時の演奏は1人10分まで。問い合わせは同展望台=電話0599(33)6201=へ。