南伊勢町 大津波想定し避難訓練 コロナ対策、マスクと傘で 三重

【新型コロナ感染対策としてマスクを着用し、傘をさして防災訓練に参加する住民ら=南伊勢町古和浦で】

【度会郡】三重県南伊勢町で29日、南海トラフ巨大地震による大津波を想定した防災訓練があった。参加した住民らは、新型コロナウイルス感染対策としてマスクを着用し、一定の距離を保つために傘をさしながら避難した。

住民の防災意識向上を目的に年に一度、町内全域で実施。今年は南海トラフを震源とする震度6強の地震が発生し、同町の沿岸部に10メートル以上の津波が到達した想定で訓練が行われ、3274人が参加した。

古和浦地区では防災無線で地震発生を知らせる放送が流れると、マスク姿の住民らが傘をさして海抜約15メートルの高台にある避難所へ向かい、避難経路や避難に要する時間を確認した。

町防災安全課の濱地智視係長(49)は「今日の訓練を終えて家族や近所の人と防災について話し合ってもらえれば」、吉田光区長は「高齢化が進んでいるので住民がお互いに声掛けし、一丸となって避難に取り組んでいきたい」と話した。