三重県内新たに5人感染 新型ウイルス、宗教関係者が集会

三重県は28日、未就学児を含む50代までの5人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。宗教関係者の感染が判明し、44人を濃厚接触者として検査する。県内の感染者は延べ365人となった。

県によると、新たに判明した感染者は、東員町で2人、四日市市、多気町、鈴鹿市で1人ずつ。27日の検査結果から陽性と判明した。うち3人は感染者の濃厚接触者に特定されていた。重症者はいない。

このうち四日市市の50代宗教関係者男性は22日に39度の熱があった。その後も熱が続き、25日に医療機関を受診して入院。入院後の検査で陽性と判明した。現在も熱などの症状がある。

男性は発症の翌日に当たる23日、市内で宗教関係の集会を開いていた。市は集会に参加した31人に加え、飲食を共にした親族や友人らを含めた44人を濃厚接触者に特定して検査する方針。

東員町内の20代無職女性と未就学の女児は、22日に感染が判明した50代会社員男性の同居家族で濃厚接触者に特定されていた。2人とも26、27の両日に熱があったが、既に解熱したという。

2人は13日、クラスター(感染者集団)の発生が確認されたバーベキューに参加していた。県は発症の時期などを踏まえてバーベキューが直接の感染源ではなく、同居家族からの感染とみている。

多気町の30代男性会社員は19日に38度の熱があった。その後は解熱するも、医療機関を受診するなどして感染が判明。周辺に感染者はおらず、県外への訪問もないといい、県が感染経路を調べている。

また、県は28日、クラスターの発生が確認されていた「あらき内科クリニック」(津市半田平木)のスタッフや受診者ら115人の検査結果は、既に判明した感染者を除いて陰性だったと発表した。

一方、スタッフらが感染させる可能性のあった期間にクリニックを受診した人のうち、24人には本人らの希望に応じて検査をしていないが、県は「検査を受けなかった人にも症状はなかった」としている。