自民系、経済や外交を評価 旧民進系は「成果なかった」 首相が辞意受け三重県議会議員

安倍晋三首相が辞任の意向を表明したことを受け、三重県議会からは驚きの声が相次いだ。自民系議員は経済や外交での成果をたたえ、旧民進系は「成果がなかった」と批判。次期衆院選に備える声も聞かれた。

午後2時すぎ、辞任の意向を固めたとの速報が流れると、県議会議事堂の控室では、議員らがテレビやスマートフォンの画面に見入った。県選出の国会議員に電話で「本当ですか」と尋ねる議員もあった。

自民系議員からは「特に外交で力を発揮した」「アベノミクスの成果は大きかった」などと、評価の声が相次いだ。「潰瘍性大腸炎はストレスが大敵。耐えられなかったのでは」と推し量る議員もあった。

一方で「連続在任期間が歴代最長となってからは辞任すると思っていた」と語るのは、旧民進系会派「新政みえ」のベテラン議員。「何ら成果はなく、コロナ対策を前に政権を投げ出した形だ」と切り捨てた。

県議会内では「9月に衆院解散、10月中に衆院選があると想定している」などと、辞任後の衆院選を見通すも聞かれた。一方、別の議員は「ただでさえコロナ禍。少なくとも年内はないだろう」と語った。

また、ある議員は国政進出がうわさされる鈴木英敬知事について「密接な関係の安倍首相が辞任すれば、知事の国政進出も厳しくなる」と指摘。「次期衆院選で出馬するかは知事の度胸次第だろう」と語った。