三重県知事、声詰まらせ「残念」 県内の経済回復貢献を評価 首相の辞意表明受け

【ぶら下がり会見で、安倍首相の辞意表明に「残念極まりない」と述べる鈴木知事=県庁で】

安倍晋三首相が28日に辞任の意向を表明したことを受け、鈴木英敬知事は三重県庁で緊急のぶら下がり会見を開き、声を詰まらせながら「残念極まりない。体のこととはいえ、痛恨の極み」と心境を語った。

鈴木知事は「総理の言葉を聞き、現実を受け止めている。苦渋の決断だったと思う。思いをはせると言葉も出ない」としつつ「国益のために全身全霊を傾けた総理に心から敬意と感謝を申し上げたい」と述べた。

首相に対する評価については「1年ごとに総理がころころと変わった政治に安定をもたらした。経済や外交でもネットワークを発揮した。全てが良かったとは言えないが、評価できる」などと語った。

県政との関係では、伊勢志摩サミット(主要国首脳会議)の開催や神宮式年遷宮での来県などを振り返った上で「県内の経済回復に貢献いただいた。リニア名古屋以西の前倒しも総理の決断だった」と述べた。

首相との個人的な関係では「政治家を目指すときにアドバイスをしてもらい、1期目の知事選では局面転換に力添えいただいた。思い出すことはたくさんあるが、感傷に浸っている場合ではない」と語った。

また、首相の辞意表明が自らに与えた影響について問われた鈴木知事は「私も46歳。健康管理はきっちりしなければならない。政治家が出処進退を判断するのは難しいことだとも感じた」と述べた。