無線で消防円滑化 鈴鹿と亀山、市境で連携訓練 三重

【消火活動についての情報交換をする鈴鹿と亀山両市の消防職員ら=鈴鹿市三宅町で】

【鈴鹿】三重県鈴鹿市三宅町で26日、同市消防本部と亀山市消防本部による本年度の「境界付近の応受援出動訓練」があり、建物火災を想定した無線交信による消防集結訓練などで、両市の消防職員が連携を深めた。

鈴鹿市中央消防署指揮隊と西分署消防隊の計6人、亀山消防署消防隊の4人による計3台の消防車両が参加。訓練は「同町内の農業倉庫にから出火し、逃げ遅れた人はいないが延焼の恐れがある」との想定で実施した。

鈴鹿市消防本部が亀山市消防本部に応援要請し、各隊が出動。各市の消防車両は鈴鹿市消防本部を介し、火災の状態や消火方針などの情報を無線でやりとりしながら、現場での円滑な活動につなげるための動作を確認した。

現場に到着した消防隊員らは検討会を開き「無線電波が届かない不感地帯があった」「無線が途切れた場合、臨機応変に情報を伝える取り組みが重要」など意見を述べ合ったほか、消火活動の取り組みについて情報交換した。

最後に加藤昌毅西分署長(57)は「訓練を継続していくことが有意義な取り組みになる」と講評した。

訓練は「県内消防相互応援協定に基づく境界付近の応援に関する覚書」などに基づき、毎年実施している。