特別支援学校生を「高校生」 新型ウイルス感染者発表 事実と異なる表記 三重

三重県は26日、新型コロナウイルスの感染者として発表していた桑名市内の男子高校生について、実際は特別支援学校生だったと発表した。県教委と相談し、事実と異なる表記をしていた。県が医療関係者の職業を「会社員」と表記した問題が12日に判明したばかりで、県は「正確な表記に努める」としている。

県と県教委によると、県の新型コロナウイルス感染症対策本部は24日、生徒を「高校生」として発表した。この前日、県教委特別支援教育課に相談し、感染者を「高校生」と表記することにしたという。

県教委の担当者が感染者の発表後に開かれた会議で県教委事務局の幹部らに事実関係を報告したところ「将来的に学校内で感染者が出れば、かえって誤解を与える」との指摘を受けて訂正を決めたという。

感染症対策本部は「学校内での感染リスクはなく、特別支援学校生と公表する必要はないと考えての表記だった。今後は正確な表記に努め、公表できない場合も理由をしっかり説明したい」としている。

木平芳定教育長は「正しい表現をしなかったため、リスク情報を適切に伝えることができず、多大な迷惑をかけた。今後は県民や報道各社から見て正確な表現となるよう徹底する」とのコメントを出した。

感染者の表記をめぐっては、県が津市内の診療所で勤務する看護師や医療事務員の職業を「会社員」と発表していたことが12日に判明。この診療所がクラスター(感染者集団)となった後に職業を訂正した。