<それぞれの再出発>新たな目標へ、練習に熱 体操競技・暁高の高木、津村

【津村涼太(暁高)】

県高校総体の代替として8月に四日市市で体操競技の県高校体育大会があり、女子個人総合は暁高2年の高木藍、男子個人総合は暁高3年の津村涼太が優勝した。新型コロナウイルスの感染拡大で3月の全国高校選抜を皮切りに今年予定していた大会が軒並み中止に成る中、感染状況を見ながら代替大会を開く動きがあり、10月には全国選抜の有資格者らを対象に日本体操協会が福井県で2020全日本高校体操競技選抜鯖江大会を開く。両選手出場資格を有しており、次の目標に向け練習を始めている。

高木は4歳から中3まで通った相好体操クラブ鈴鹿教室時代から得意種目としてきた段違い並行棒を中心に高得点を叩きだした。昨年のインターハイ女子個人総合で高1ながら12位。予選、決勝とノーミスの演技を披露し、全国高校選抜の出場資格を獲得した実力者だ。

コロナ禍で今年の全国選抜は中止に。一時は落胆したが、鯖江大会の開催も決まったことから「個人総合3位以内」を新たな目標に掲げて再び練習に励んでいる。

床や平均台の演技にダンスの要素も取り入れて表現力の向上にも力を入れる。155センチと女子選手としては長身でダイナミックな動きでも圧倒したい。約1年ぶりに会う好敵手たちに「こういう演技も出来ると思われたい」と意気込んでいる。

鯖江大会は団体戦もある。個人戦以上に暁高校チームとして出場する団体戦での躍進に闘志を燃やしているのが津村だ。昨年のインターハイ、茨城国体に出場し、いずれも団体戦6位入賞に貢献した。

小1から相好体操クラブ松阪教室で競技を始めた。県高校体育大会個人総合2位の長﨑奏人、3位の磯村周、4位の田角敢汰は当時から同じ教室で切磋琢磨してきた仲間。「何も言わなくても考えが分かる」と全幅の信頼を寄せる。

1学年下の田角を除き全員が来春、違う大学に進学予定。高校レベルの大会で一緒に団体戦を戦うのは最後の可能性が高く「絶対優勝」と士気は高い。「全員試合経験があるし実力もある」と話し、自らも習得を目指す跳馬の大技「ロペス」の練習に余念が無い。