創業の心構え講義 四日市商議所が塾開講 三重

【オンラインと会場のいずれかで受講する受講生に対し講義する伊藤氏=四日市市諏訪町の四日市商工会議所で】

【四日市】四日市商工会議所は21日、三重県四日市市諏訪町の同商議所で「創業塾2020」を開講し、28人が受講。新型コロナウイルス感染拡大に伴い、今回初めてオンラインと会場のいずれかで受講する形式となり、初日は5人がオンラインで受講した。

同塾はこれから創業しようとしている人や創業後間もない人が対象。受講者は20―60代の男性17人、女性11人で、平均年齢は48歳。10月9日までの全7回にわたり、創業支援のプロから基礎知識やビジネスプラン作成などを学ぶ。

この日は三十三総研専務で三重大学副学長の伊藤公昭氏が「創業についての心構え」というテーマで講義。伊藤氏は、成功する人と失敗する人の心理面の違いや経営理念の大切さについて解説し、「世の中に何を提供したいのか、自身・自社の存在意義を明確にしてほしい。そのためには将来の夢や理念をしっかり持つこと」と強調。「経営者は論理的に物事を考えなければならない。数字にも強くなってほしい」と述べた。

さらに「社会の変容の中でIoTやAI(人工知能)などの技術の進展が急速に進んだ。非接触やリモート、ソーシャルディスタンシングなどの変化をチャンスと受け止められるか否かが成功のカギになる」と語った。

受講者は次回以降、創業環境の現状分析▽支援制度▽労務▽会計―などを学び、ビジネスプランコンテスト受賞者の体験談を聞く機会もある。

同塾は産業競争力強化法に基づき国が認定した同市の「特定創業支援事業」で、修了者は同市で証明書の発行を受けることで「法人登記費用の減免」などを受けられるほか、同商議所の支援も受けられる。