尾鷲中 無観客で吹奏楽演奏会 保護者に動画配信へ 三重

【定期演奏会に向けて練習に励む部員たち=尾鷲市矢浜の尾鷲中学校で】

【尾鷲】三重県の尾鷲市立尾鷲中学校の吹奏楽部員は、同市瀬木山町の市民文化会館で21日に開く定期演奏会に向けて練習に励んでいる。新型コロナウイルスの感染防止のため、無観客で演奏し、動画投稿サイト「ユーチューブ」を使って保護者限定で配信する。3年生の東千伽部長(14)は「3年生の見せ場をこのような形でいただけてうれしい。一生懸命演奏したい」と意気込んでいる。

部員は1―3年生27人。今年は新型ウイルスの影響でコンクールが中止に。3月に予定していた1年に一度の定期演奏会も7月に延期したが、これも中止となった。地元のイベントも中止となったため、発表の機会を設けようと保護者らと協議し、オンライン演奏会を開くことになった。

休校中は楽器や楽譜を自宅に持ち帰り、個人練習に取り組んできた。夏休み期間は、1日3時間に短縮して練習。密にならないように各パートに分かれて、部員同士の距離が近くなりすぎないように気をつけている。

演奏会は2部制。オープニングは2、3年生が「栄冠は君に輝く」を披露。1部は1年生が3曲演奏し、2部は2、3年生が6曲演奏する。子どもから大人まで楽しめるように曲は「ゲゲゲの鬼太郎」や「栄光の架け橋」などを選んだ。感染防止対策として、ステージに上がる人数を15人までにする。

西村英顧問(55)は「少人数だと一人一人の負担が大きくなるが、頑張って演奏してくれると思う」と期待を寄せる。