伊勢の詩人 竹内浩三、来年生誕100年 記念事業向け 実行委発足 三重

【竹内浩三生誕100年記念事業実行委員会の岡田委員長(前列左端)とメンバーら=伊勢市役所で】

【伊勢】太平洋戦争で戦死した三重県伊勢市出身の詩人、竹内浩三(1921―1945年)が来年で生誕100年を迎えるのに合わせ、地元伊勢市の市民団体や市教委などでつくる実行委員会が記念事業の開催に向け発足した。実行委員長の岡田美代子さん(82)は「竹内の作品は、故郷を愛し明るく優しさにあふれている。生誕100年を機に、若い人たちに知ってもらい、次世代につなげたい」と話している。

竹内は、宇治山田中学(現・宇治山田高校)卒業後、日本大学専門部映画科に進学。在学中、同人誌「伊勢文学」を創刊し、詩や小説などを発表した。太平洋戦争中、23歳の若さで戦死し、戦後に詩人として評価が高まった。詩「骨のうたう」などで知られる。

実行委は、市民団体のほか、竹内の遺稿などを所蔵する本居宣長記念館(松阪市)など12団体と個人で先月に発足。生誕100年記念事業として、来年5月8日、市内のいせトピアで生誕祭を開催し朗読会やコンサートを予定している。また、講演会やシンポジウムを開くことや、母校跡に詩碑を建てることなども検討している。

資金は、個人や団体の寄付、インターネットを通じたクラウドファンディングで募るという。