伊勢 芦浜原発、反対運動を映像化 来月19日に全国初上映 三重

【上映会への参加を呼び掛ける西口さん(右)ら=三重県庁で】

原子力発電に反対する市民団体「原発おことわり三重の会」は9月19日、中部電力が熊野灘沿岸を候補地に計画した「芦浜原発」を巡る運動を題材にしたドキュメンタリー映画「原発夫婦」を三重県伊勢市岩渕一丁目の市観光文化会館で全国初上映する。

俳優としても活躍する内谷正文監督が、芦浜原発を巡る運動を描いた舞台に出演した縁で映像化。原発建設成否の「主戦場」となった古和浦で反対運動を展開してきた小倉正巳、紀子夫妻へのインタビューを中心に、運動の歴史や次世代との交流を描く。

当初は3月7日に上映する予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大で延期に。5月に再び上映会の開催を試みたが、さらに延期になった。内谷監督が「初公開は三重で」という意向を示していたことから、今回の上映が全国で初めてとなる。

上映は午前10時半からと午後2時からの2回。各回先着200人。いずれも上映後に内谷監督のトークショーを開く。座席の間隔を空け、消毒の徹底やマスクの着用など感染症対策を講じる。一般千円、高校生以下500円。事前申し込みは不要で、当日に販売する。

県庁で記者会見した伊勢市の西口真夢果さん(31)は「原発の建設計画が立ち上がってから阻止できたのは歴史的なことでものすごいことだと思う。自分の地元でそのようなことがあったことを全然知らなかったので、皆さんに見てほしい」と話した。