桑名 RDF爆発17年で追悼 年度内に撤去作業 安全祈願は継続 三重

【「誓いのことば」を述べる喜多企業庁長=桑名市多度町で】

三重県桑名市多度町力尾の三重ごみ固形燃料(RDF)発電所で消防士ら7人が死傷した爆発事故から17年が経過した19日、発電所の敷地内で追悼や安全祈願の式典があった。RDF焼却・発電事業は昨年9月に終了し、年度内には撤去作業が始まる見通し。喜多正幸企業庁長は、式典後の取材で、安全祈願の事業を今後も継続させる考えを改めて示した。

式典には、事故で死亡した消防士の遺族や事業を実施した県企業庁、施設を運営してきた富士電機、県議など約50人が参列。喜多企業庁長らが安全記念碑に献花した後、1分間の黙とうをささげた。

喜多企業庁長は「誓いのことば」で「今後は(施設を)撤去するが、安全を最優先として進めること、事故の教訓と反省を決して風化させず安全で安定した事業を行うことが私どもの務め」と述べた。

安全祈願行事については、鈴木英敬知事が昨年の式典後に継続させる意向を示していた。喜多企業庁長は今回の式典後に「今後もこの日にこの場所で記念行事を実施する」と述べ、継続する考えを改めて説明した。

事業は平成14年12月に始まった。翌年8月19日、施設内にあるRDFの貯蔵庫で火災が発生し、消火作業中に爆発。消防士2人が死亡し、作業員ら5人が重軽傷を負った。県は令和2―4年度までの3年間で総額20億円をかけて施設を撤去する。