仮想通貨1600万円詐取被害 津の50代男性、損失救済名目 三重

【津】津署は18日、三重県津市の50代自営業男性が約1600万円相当の仮想通貨「ビットコイン」をだまし取られたと発表した。金融商品詐欺事件として調べている。

同署によると、男性の携帯電話に6月1日、IT法務企業の「マスダ」を名乗る男から電話があり「過去に金融商品で損失を受けた方を対象に救済を行っている」と話した。男性は過去に損失を出しており、マスダの話を信じたという。

男性はその後、マスダと電話やメールで複数回やり取りをした。マスダは、企業役員が男性の債権を買い取る意向を示していると伝えた上で、交換条件として役員の代わりに投資ファンドに登録するよう指示。役員がファンドに送るビットコインの立て替えも男性に求めたという。

男性はマスダの指示に従い、先月8日から今月3日までの間、8回にわたり、15ビットコイン(当時の時価で約1600万円相当)を指定された「ウォレット」と呼ばれるインターネット上の仮想通貨の保管場所に送金し、だまし取られた。

男性はマスダ以外に弁護士をかたる男と話したことを思い出し、インターネットで検索すると実在する弁護士名と分かった。弁護士事務所に問い合わせ、その弁護士がマスダから持ちかけられた話に関わっていないことを知り、詐欺に気付いたという。