津 全国ご当地プロジェクト「温泉むすめ」 「榊原伊都」で盛り上げ 三重

【榊原伊都とのコラボ企画をPRする榊原温泉振興協会と中伊勢温泉郷観光推進協議会の代表ら=津市役所で】

【津】新型コロナウイルスの感染拡大で観光需要が落ち込む中、新たな客層を呼び込もうと、三重県の榊原温泉振興協会と中伊勢温泉郷観光推進協議会の代表らは18日、津市役所を訪れ、全国の温泉地を擬人化するご当地プロジェクト「温泉むすめ」の「榊原伊都」を使ったイベントを実施すると前葉泰幸市長に説明した。

温泉むすめはエンバウンド(東京)が地域活性化のために立ち上げたプロジェクト。平成28年から温泉地にちなんだ約120のキャラクターを生み出し、漫画やゲームなどを通じて魅力を発信している。

榊原伊都は29年10月に、52番目の温泉むすめとして県内の温泉地では初めて登場した。高貴な雰囲気が漂い、文武両道で清廉潔白という設定。県内ではその後、志摩茉莉也や鳥羽亜矢海も追加された。

市内の温泉地はコロナ禍で客足が減少。榊原温泉振興協会と中伊勢温泉郷観光推進協議会は地元企業の協力を得て、温泉むすめのファンを榊原伊都の聖地として呼び込もうとイベントやグッズを企画した。

榊原温泉振興協会は23日に同市榊原町の観光案内所「榊原温泉郷おもてなし館」に榊原伊都の等身大パネルを設置。パネルの写真をSNS(会員制交流サイト)に投稿した人にステッカーをプレゼントする。

中伊勢温泉郷観光推進協議会は9月5日から津、伊賀、名張の3市にまたがる温泉を巡るスタンプリレーを開催。8カ所を制覇した先着200人には榊原伊都の缶バッチを贈る。抽選でプレゼントも当たる。

また、コラボグッズとして野田米菓が、榊原温泉水と市内の農園のいちごを使った苺あられ(400円)を開発。おぼろタオルは榊原伊都をパッケージにあしらったガーゼタオル(600円)を販売する。

市役所を訪れた榊原温泉振興協会の萩昭裕会長は「今までの利用者からいうと(温泉むすめのファンは)来られることのなかった客層。榊原温泉郷の観光で、一つのコンテンツになれば」と述べた。