伊勢の外宮参道 障害者ら「まち歩き」調査 バリアフリーマップ作成へ 三重

【バリアフリーマップの作成に向けて段差などを確認する参加者ら=伊勢市の外宮参道で】

【伊勢】身体や視覚に障害を抱える人々に配慮したバリアフリー観光マップの作成に向けて、三重県伊勢市は18日、同市本町の外宮参道で「まち歩き調査」を実施し、当事者となる障害者や地元小学生など約30人が課題などを探った。

同市は東京パラリンピック大会に向けてラオスの陸上チームの事前合宿を招致したことをきっかけに、共生社会ホストタウンとして昨年登録された。

このうちユニバーサルデザインを取り入れた観光推進活動の一環として、伊勢神宮内宮前と外宮前の2ヶ所での観光マップの作成を企画。現地調査を基にマップ案を作成し、市内観光案内所等を通じて来年2月以降からの配布を目指す。

内宮前に続く第2弾として実施したこの日は、障害を抱える市民をはじめ、観光を通じて伊勢の魅力や課題などを学習する地元小学生や皇學館大学の学生らが参加。4班に分かれて約400メートルの参道を歩きながら、段差や看板の設置状況、掲示物の見やすさなどを点検して課題を共有した。

視覚に障害を抱える伊勢市岡本の勢力潤さん(69)は「杖を使う方が転倒しないように看板の場所や側溝のふたの隙間の大きさなどを見て回った。ラオスの方に伊勢を楽しんでもらえたら」と話していた。