四日市市 児童虐待早期発見へラッピングバス運行 対応ダイヤル周知図る 三重

【記者会見する森市長=四日市市役所で】

【四日市】三重県四日市市は27日、児童虐待かもと思った時などにすぐ通告・相談が出来る児童相談所(児相)虐待対応ダイヤル「189(いちはやく)」を周知するためのラッピングバス運行を市内で開始する。県内初の取り組みで、来年3月31日まで。児童虐待の早期発見・対応を図る目的で、森智広市長が18日の定例記者会見で発表した。

ここ数年、全国的に児童虐待相談対応件数が増加しており、コロナ禍における家庭の中でのストレスにより、虐待発生の高まりが懸念されている。同市でも、2017年度=407件、18年度=471件、19年度=506件と増加しており、今年度4―5月でも129件と昨年4―5月の73件から増加している。「189」は全国共通の対応ダイヤルで、かけると近くの児相につながるほか、通話料はかからず、24時間つながる。通告・相談は匿名でも行うことが出来、通告・相談をした人、その内容に関する秘密は守られる。

ラッピングは三重交通バスの乗降口側の車体側面に、窓の下のスペースを全面的に使用して掲示。初日の27日は、①午前7時20分桜花台発②同8時20分近鉄四日市駅発③同9時20分桜リサーチパーク発④同11時55分JR四日市駅発―の路線バスがラッピングバスとなり、その後はランダムに各路線で運行される。

森市長は「コロナで家庭に滞在する時間が長くなるとストレスが増え、家庭内暴力を見ることで子どもが心に傷を負い、心理的虐待が増えている。189という番号をご存知ない方も多いので、広く周知、対応し、これをきっかけに様々な啓発をしていきたい」と述べた。