新型ウイルス 県内新たに3人感染 津のクリニックでクラスター 三重

三重県は18日、10―90代の男女3人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。このうち津市の90代無職女性は、クラスター(感染者集団)の発生が確認された津市半田平木の「あらき内科クリニック」を受診していた。このクラスターに関連する感染者は7人目。県内の感染者は延べ288人となった。

県によると、津市の90代女性は4日にクリニックを受診し、8日と10日に37度台の熱があった。クリニックでクラスターが発生したことから検査を受け、17日に陽性と判明。既に症状はないという。

女性は先月25―今月6日までの間にも数回にわたって37度台の熱があったというが、県は女性の発症日をクリニック受診後に発熱した8日とし、受診時に感染した可能性が高いとみている。

このクリニックでは5日以降、医療事務員や看護師らスタッフ5人の感染が相次いで判明。当初、県は「受診者に濃厚接触者はいない」としていたが、今回の女性を含めて受診者の感染は2人となった。

県は18日、クリニックで最初に感染が判明した医療事務員が勤務した先月28、29両日の受診者も検査対象に加えると発表した。これまでは看護師が勤務した今月3―5日の受診者を対象としていた。

また、津市の女性は発症前後に介護施設を利用したといい、県のクラスター対策グループが18日から施設での接触者調査を進めている。施設のスタッフや利用者ら最大で30人が検査を受ける可能性がある。

医療保健部の三木惠弘次長は18日の記者会見で、当初は「受診者に濃厚接触者はいない」と見立てていたことについて「もっと早く対応すれば、介護施設の利用などを控えてもらえたと思う」と述べた。

このほか、新たに感染が判明した松阪市の男子中学生と大台町の60代会社員女性は、既に判明している感染者と同居する家族で濃厚接触者として特定されていた。2人とも37度台の熱があるという。