<それぞれの再出発>陸上・津西リレーチーム 再び終結、有終の美

【県高校体育大会陸上競技男子400メートルリレー決勝 津西3走上村からバトンを受け取り駆け出すアンカーの中垣内=7月、伊勢市内で】

新型コロナウイルス感染拡大で中止になった県高校総体、全国高校総体(インターハイ)などの代替大会として7月、伊勢市内で開かれた陸上競技の県高校体育大会。男子400メートルリレー優勝の津西はこの大会のため再び集結した3年生らが有終の美を飾った。

旧チームから岡本宰、上村壮太、中垣内太智の3年生3人が残る。昨年の県総体は41秒75で準優勝しており前年を上回る活躍が期待されていた。しかし今年春以降、コロナ禍で目標としてきた大会がすべて中止に。かねてから大学でも陸上競技を続けるつもりだった中垣内以外は受験勉強に切り替え、リレーチームは一時解散した。

転機を迎えたのは6月。県高体連が県総体の代替大会開催を正式に発表した。陸上競技の開催種目に男子400メートルリレーがあることを知った中垣内が「最後にもう一回リレーをしたい」と呼びかけ、その熱い思いに応えて岡本、上村が練習に戻ってきた。

県高校体育大会予選は41秒55でトップ通過。予選の上位7チームが出走した決勝も41秒67で制した。一走の2年生松谷紘児から2走の岡本、3走の上村と尻上がりに順位を上げ、最後はアンカーの中垣内が2位の皇學館を100分の2秒差でかわした。

小学時代から中垣内と同じ陸上クラブで練習してきた上村は「太智ならいけると思っていた」と納得の表情。「2カ月のブランク」がある上、同じ日に100メートルで予選、決勝の2レースをこなした岡本は「しんどかったけどこのメンバーで楽しく終われてうれしい」と充実の笑顔で高校最後のレースを締めくくった。