「尾鷲検定」来年実施 古民家「天満荘」で勉強会 三重

【福田さん(手前左)の話に耳を傾ける参加者ら=尾鷲市天満浦の天満荘で】

【尾鷲】三重県尾鷲市の文化財の保存団体や三重大東紀州サテライトなどでつくる「未来のおわせ向上計画実行委員会」は、同市の文化財の保存や活用を通して地域振興につなげようと「尾鷲のご当地検定」を実施する。

検定は来年3月に実施予定。初級と中級があり、同市の歴史、文化、産業、観光、自然などから出題。合格者は合格証がもらえる。

実行委は月に1―2回程度、市文化財調査委員などの専門家による勉強会や講座を開き、検定の受検予定者らは参加できる。

検定に向けた1回目の勉強会が17日、同市天満浦の古民家「天満荘」であり、県総合博物館の福田良彦さん(60)が「地域の文化財をいかす」と題して講演。オンラインでの参加者も含めて23人が耳を傾けた。

福田さんは山形県朝日町の「朝日町エコミュージアム」の事例を挙げ「朝日町全体が博物館、住民一人一人が学芸員として活動し、エコミュージアムがうまく回っている」と紹介した。

また「地元で当たり前と思うことでも魅力的なことはたくさんある。皆に知ってもらうことで価値の再発見につながる」と述べ「尾鷲は山や海の恵み、歴史的な建造物がたくさんあり、県内のほかの地域と比較してもいろいろな素材がある」と話した。