高1いじめ自殺、再調査 加害者聞き取りなく、遺族不服 三重

平成30年8月に県立高校1年の男子生徒=当時(16)=が自殺した問題を再調査するため、三重県は21日に県いじめ調査委員会を開く。この問題については、県教委の県いじめ対策審議会が調査していた。審議会が今年3月にまとめた調査報告書に対し、遺族が加害者とされる生徒らへの聞き取りを実施していないことなどを不服としたため、調査委が別の第三者委員会として再調査する。調査委の開催は27年1月に設置して以来、初めて。

審議会は「いじめが自殺した原因の一つになった」とする調査報告書を今年3月6日にまとめ、県教委に提出。この報告書では、加害者とされる生徒らへの聞き取りができておらず、自殺した男子生徒の自転車を壊した案件に関わった生徒の特定には至らなかった。

調査委はいじめ防止対策推進法に基づき、県の付属機関として設置。県教委の審議会が調査した問題を再調査する。委員は審議会とは異なる構成メンバーで、弁護士などの有識者ら6人が務める。

県教委などによると、男子生徒は平成30年8月19日に自殺。弁護士らでつくる審議会が同年12月に調査を開始し、LINEでのやりとりなど6件について自殺に因果関係が認められるいじめとし、上級生3人と同級生1人を加害生徒と特定した。